薬のカラで作られた美しいマーメイドドレスから見える薬の過剰処方問題と薬信奉

先日外出先のテレビでちらっと見て印象に残ったシーンがありました。それは「薬のカラ」で作ったマーメイドドレス。一体何個必要だったのだろうとうーんとうなりました。

スポンサーリンク

銀色のマーメイドドレスから見えた、この国の病巣

まずはその薬のカラでできたマーメイドドレスをご覧下さい。
メディスンマーメイド 薬のカラ ドレス

エコジャパンカップ

このドレスは「エコジャパンカップ」というコンテストに出品された作品でした。「エコジャパンカップ」とは「エコロジーな社会実現のためにエコのアイディアで競う日本選手権」で様々なジャンルがあり、アートや歌だけでなく、デザインや新しい技術も対象です。

受賞、入選した素晴らしいアイディアには、補助金が出たり、協力機関への顔つなぎをしたりしてくれるというもので、2006年から活動していました。私は全く知らなかったのですが(汗)

詳しくはこちら、エコジャパンカップ

http://www.eco-japan-cup.com/contest/

美しいのに毒々しいドレス

まず最初に申し上げておくのは、決して作られたドレスを批判するつもりはないということです。捨ててしまう薬のカラを素材にしてドレスを作ってしまうなんて凄いです。それにとても綺麗で美しく、着てみたい気がするくらいです。なのに、材料を考えると薄ら寒い。だってアレ全部、出品者様のおばあさまが飲んだ薬のカラなんですから。

詳しいことは今回の受賞の詳細PDFファイルを読めば判ります。そしてこのドレスを作られた押切さんのおかげで、私は非常に考えさせられました。

http://www.eco-japan-cup.com/report/pdf/2013_j.pdf

せっかくなので出品者の押切さんのコメントを引用させていただきます。

「薬は体を守り、その薬を守るカラは、よく見ると捨ててしまうのがもったいない程のとても立派な素材でできている。小さいカラひとつずつに薬の名前が印刷され、その人の病気=個性を表すものである。処方された人にしか手に入れることが出来ないものである。作品を通して、環境問題、高齢化社会、命など様々な問題について考えるきっかけとなってほしいという願いをこめて制作した。」

うーん、見事に私は押切千枝さんにハメられています。素晴らしいです(笑)

医療費を削減しなくてはいけないのに、不要な薬を出す医者が居る

必要なら良いのです。本当に必要な薬であれば誰も気にしない。飲むべきです。しかし現実はどうでしょうか?飲まなくても良い薬が処方されているのは事実です。それと必要以上に厳しい基準。薬を飲まずとも自己管理で健康体に戻せる人には薬ではなく生活改善指導で十分です。

スポーツ報知【メディカルNOW】「健康基準」厳しい基準見直しに常用薬不要!?

「血圧についても、収縮期の上限は従来129だったが、見直しで147に引き上げられた。高血圧とされた人の中にも正常値だった人がいることになる。」
詳細はこちらからどうぞ。

http://www.hochi.co.jp/topics/20140419-OHT1T50081.html

薬を飲めば安心する患者

お医者さんだけを攻める訳にもいきません。「脚が痛い」「腰が痛い」とちょっとの痛みで「痛み止め」の処方を求める患者も多い。

私も腰痛があるのでその辛さは判ります。痛いのは辛い。本当に。だから仕事があるのに動けないほどの痛みに見舞われた時には薬を飲みます。注射にもすがります。でもそういう時だけです。耐えられる痛みの時にはじっと我慢の子です。まあぎっくり腰は日にち薬が効くから耐えられるとも言えますが。

我が家にはちょっとでも痛いと動かない高齢者が居ます。しかし動かないと筋力が落ちます。最近注目されはじめた「ロコモ症候群」にも繋がります。私は口うるさく「動け」と言い、強制的に行動させています。彼はそれを非常に嫌がっています。でも動けなくなればもっと辛い生活になるのです。

彼を見ていると「患者から薬をせがむ」のが判ります。そして処方してもらいながら「ちっとも効かない」と怒っている。こんな姿を見たらお医者さんも悲しいだろう。

薬だと信じれば薬になる?

海外ドラマ「Dr.HOUSE」でもそういうエピソードがありました。

自分で色々調べて勝手に診断して「自分は慢性疲労症候群」だとハウスに言い希望の薬を求め、ハウスは求める薬にそっくりなお菓子を薬の入れ物に入れて出します。そして彼はそれを貰って帰り、後日「とても良く効いたからまた処方してくれ」とやってくるのです。「病は気から」とはよくいったものです。

もちろんこれはドラマで、薬さえ飲んでおけば安心という風潮は強い。でもこれは教育で何とか出来る問題だと思います。人間の身体にはちゃんと自己修復力、免疫力があり、よほどの問題がなければ自力で回復出来る。不要な薬は飲むべきではない。風邪すら有効な薬は無いのですから。
そう言えば、お医者さんは風邪薬飲まないって話題になってましたね。何だかなあって思います。

薬要らずの高齢者を増やすために何か目標を作るのはどうでしょう?

高齢化で老人が増えつづけています。それとともに医療費も増大。正しい医療行為にコストが掛かるのは問題ありませんが、不要な薬は削減しなくてはなりません。だいたい、毎日薬を飲むのも面倒なんだから、出来るなら飲まなくて済むようにするべきだと思います。私も将来は薬を飲まないで済むようになるべく、健康には気を漬かってます。薬漬けなんて嫌。

てことで「健康優良高齢者」とか賞を作ってもよいのではないでしょうか?

病院に頼らずに健康を維持しているご老人を表彰して、賞金や旅行をプレゼントする企画を立ち上げるとか(笑)寝込んで掛かる医療費よりも賞金や旅行のほうが明らかに安上がりになることは間違いないと思いますし、何か目標があればやりがいもあります。どうでしょう??上からどうのって言われても、生活改善は出来ないものです。自発的にやるようにしむけるのも一つの手段ではないでしょうか。

最後にひとこと

薬のカラで出来たドレスは考えるきっかけを下さいました。制作者の押切様に感謝を込めて。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

スポンサーリンク

フォローする

関連するかもしれない記事