我が家のまな板は30年以上使っていましたが、母がこの秋の奈良観光に行った際、自ら新しいまな板を買ってきました。というわけで、買ってからだいぶ経っているのですがご紹介。
まな板の買い替え時は?
プラスチック製のまな板を使っている場合、漂白剤を使っても黒ずみがとれなくなったら買い替え時かと思いますが、木製のまな板は真ん中あたりが凹んで切った野菜が繋がるようになったら、かんな削りに出して整えれば、削れなくなるほど薄くなるまで使えるアイテムです。
でも我が家のまな板には一つ問題があって、削り直しサービスに出した事がありません。
焦げたまな板
その問題とは、まな板の端が焦げていることです。実は今から15年ほど前だと思うのですが、ガスコンロの排気口に立てかけたまま、魚焼きグリルを使ってしまい、端がかなり焦げてしまったのです。「あれっ。焦げ臭い?」と思った時には、既にこんがり焦げていました。
それ以降、まな板を見るたびに「ああやっちゃったなあ」と心の刺になっており、精神衛生上芳しくない状態です。その時にすぐ買い替えれば良かったのでしょうが、母にとっては愛着のあるまな板なので今まで使い続けていました。
削りに出そうと思ったこともあるのですが、当時、スーパーなどにやってくる「まな板削り直しサービス」の料金が意外と高い上、端を相当切り落とさないとダメそうだったので出さなかったのです。
母が自ら新しいまな板を購入
そんな焦げたまな板ですが、大きくて重さもあります。昔はそれでも問題は無かったのですが、母が最近「まな板が重いわー」とぼやくようになっていました。確かに厚み約3.5cm、長さ約40cmのまな板は重い。
しかしそれでも母のお気に入りのまな板ですから、新しいまな板をすすめませんでした。私はプラスチック製まな板も併用しているので特に気にする事もなかったのです。でも今秋、母の奈良観光の折に手にした吉野檜のまな板がとても軽かったそうで、彼女自身が思わず買ってきちゃったのです。
まな板削り直しサービス
今しがた調べてみたら、まな板削りサービスも相当安くなっていました。1枚から返送料込みで1680円からというものがあったのです。
2019/9/16 追記
さすがに金額が変わっていました。杉本木工房は1980円からになっています。それでもやはり破格の安さだと思います。
まな板削り直しサービス
ただ、うちの古いまな板は、焦げた部分がある上、大きな亀裂が入っていおり、この部分までカットすると相当短くなりそうです。となると、やっぱり新しい大きなサイズのまな板を買うしかなさそうです。
吉野檜のまな板
というわけで母が購入してきたまな板です。約31cm、奥行き18.2cm、高さ2cm。お値段は1300円。
袋から出しました。美しいです。桧の香りもすごいです。
小さい方は25cm幅、奥行き14.5です、高さ2cm。こっちは900円でした。(使った後の写真なので包丁の跡があります)
ちなみに記載してあったHPです。まな板以外の手作りの吉野檜の製品が売られています。
使ってみた感想
まず音に感動しました。「とんとんとん」と非常に美しい音が野菜を刻むたびに響くのです。今まで使っていたまな板ではしなくなった音でした。そして当然、野菜は綺麗に切れており、繋がっていません。
そして母が喜んだのはやはりその「軽さ」でした。長年使い続けていたものとは比べ物にならない重さです。しかし「軽い」と感激した母なのに、まだ古いまな板を使っています。軽くても、小さ過ぎて使い辛いというのです。
なので母は今、何故同じサイズのまな板を買ってこなかったのかと後悔中です。でも観光先で大きいものを持って帰りたくなかったでしょう。仕方なかったんじゃないかな?
このことから新しいまな板を買う時は、今まで使い続けていたサイズを買う方が良いのかもと思いました。とは言え、新しいサイズのまな板の使い方に慣れれば問題はないと思います。とは言え、やっぱり40cmの長さのある大きなまな板が使いやすいです。
スペースに余裕があるなら、まな板は大きい方がいい。これは今回の経験から至った結論です。薄くて軽いまな板。
青森ヒバ素材のまな板です。抗菌力や虫除け効果があるので気になっています。
最後にひとこと
新品のまな板で野菜を切る時の快感はクセになります。そして檜の香りも素敵です。お料理の時間も楽しくなりました。でもやっぱり元の大きい方が使いやすいです。なのでそのうち、40cmの新しいまな板を買い足すことになりそうです。