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ベトナム製に化ける中国製|輸入業者がラベルの張り替え

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中国製は信用できないので、日本製をはじめ、ベトナム製、台湾製、インド製やミャンマー製などの他のアジア諸国や欧米製を選ぶようにしているのに、ベトナム製に偽装されて輸出されていたという報道がありました。取り上げます。

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ベトナム製に偽装する中国製

まずはソースをどうぞ。

一部の中国製品、「ベトナム製」として対米輸出 取り締まりへ


[ハノイ 10日 ロイター] – ベトナム税関は、米政府の対中制裁関税を避けるため、一部の中国製品が「ベトナム製」として米国に輸出されていると指摘、取り締まりに乗り出す方針を示した。9日にウェブサイトに掲載した声明で明らかにした。

米中貿易戦争が続く中、特に「繊維、海産物、農産物、タイル、はちみつ、鉄鋼、アルミニウム、木材製品」で生産国を偽装する事例が多数見つかっているという。
税関によると、一部の輸入業者は、輸入した中国製品に「ベトナム製」のラベルを貼り、米国・欧州・日本に輸出するため、ベトナムの原産地証明書を取得していた。

米国の税関で見つかった事例では、ベトナムの木材製品メーカーが中国の木材製品を輸入し、ラベルを張り替えて、米国に輸出していた。ベトナム税関は監視を強化し、不正行為に関与した企業に罰則を科すとしている。

米中貿易戦争を受けて、一部の企業は生産拠点を中国から他国に移しており、ベトナムは特に恩恵を受けるとみられている。

ロイター通信: 2019年6月10日 / 17:16 / 11日前

https://jp.reuters.com/article/usa-trade-china-vietnam-idJPKCN1TB0UH

まさかベトナム製にカモフラージュしてまで輸出していたなんて・・・。避けるのが本当に難しくなった。

もはや中国はもう世界の工場ではない

人件費の安さから、日本の企業だけでなく、世界中の企業が中国に工場を建てていた時代がありました。しかし現在、すでにその流れは小さくなり、むしろ中国以外の東南アジアなどへの移動が始まっています。ソースはこちら。

世界中の製造業各社 中国から撤退開始で東南アジアに熱視線

グローバリゼーションによって中国は「世界の工場」に変貌した。先進国が労働集約的・ローテク産業を中国に移転し始めてから 20年近く経つが、米中貿易戦争が始まり、中国を離れて東南アジアやオーストラリアに新たな機会を求める企業が確実に増えている。中国はこのまま「世界の工場」としての競争力を失っていくのだろうか。
 数年前から、外資系企業はコスト高騰を嫌気し中国から撤退し始めていた。今や米中貿易戦争がこの流れを大幅に加速させているようだ。
 中国での工場運営は以前ほど有利ではなくなっている。この10年で中国の平均賃金は3倍も増加しているという事実がこの流れを物語っている。この背景には社会保障・エネルギー価格・為替相場などのコストの急上昇がある。つまり、急騰するコストこそが「世界の工場」としての中国の優位性を弱めている最大の原因なのだ。

中略

共同通信によると、中国に拠点を置く日系企業の60%が既に移転済みであるか、他国への移転を進めている最中であるという。また残りの40%も投資の引き上げを計画していると伝えられている。

中略

 その結果、「世界の工場」は中国から南方へ移動し、新しい「世界の工場」が形成されるようになった。今後は東南アジア諸国に加え、地理的に優位性を持つオーストラリアがその一部を構成する可能性もある。

看中国 VISION TIMES:2018/11/13(翻訳・今野秀樹)

https://www.visiontimesjp.com/?p=1848

とりあげたこの記事では、米中間の貿易戦争や中国での人件費高騰が原因だと指摘していますが、それだけではありません。やはり中国に作った企業の持つ知的財産権の侵害がもっとも大きいのではないでしょうか。

深刻な中国の知的財産権侵害

中国が特許侵害をしてパクリ商品を作ったりするのはある意味常識と言ってもいいでしょう。しかしその損害金額は深刻です。少し古い情報ですが、例えばパソコンソフトの海賊版ではアメリカでは約83億の被害を被っています。

海賊版ソフト、中国が世界最大の増加
被害額のワースト3は米国、中国、ロシア

前略

米国における海賊版ソフトの割合は20%で、前の年と同じく最も低い割合だったが、被害額は83億9000万ドルと世界最大になった。これはパソコン市場の規模が大きいためという。米国に次いで被害額が多いのは中国。前年から約9億ドル増えて75億8300万ドルと世界最大の増加となった。
 3番目はロシアの26億1300万ドルで、このあとフランス、ブラジルと続いている。日本はワースト8で18億3800万ドル、インドの20億ドルの次に多い。

後略

JBpress:2010.5.17(月)

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3491

他国の安全を脅かす中国

ただ、パソコンソフトや映画の海賊版ならアメリカは今現在のような関税による中国への攻撃はしなかったでしょう。今の中国はそんな程度ではなく、国の安全を脅かすレベルの特許侵害や情報を盗んでいるのです。ファーウェイが現在のような状況に追い込まれたのも、安全保障上極めて危険だと判断されたからです。ファーウェイだけではありません。中国製のドローンが収集する情報も危険だと指摘する声もあります。

ファーウェイの次はドローン? 米国土安全保障省が中国製ドローンに警告

CNNが入手したアメリカ国土安全保障省(DHS)の警告によると、同省は中国製ドローンが収集したデータは中国政府の手に渡る可能性があると懸念している。
この警告は5月20日に出され、中国製ドローンはドローンメーカーのコントロールが及ばないサーバーに情報やデータを送信する能力を持つと記した。

後略

BUSINESS INSIDER JAPAN

[原文:The US just warned that drones made in China could be used as a way to spy, but not in the way you think]
(翻訳:Toshihiko Inoue、編集:増田隆幸)

https://www.businessinsider.jp/post-191114

中国の横暴を許さない

現在日本ができることは、中国の権利侵害は決して許さないという断固たる態度とそれを示す行為です。会社の利益を求めて中国に甘い顔をすることは、長い目で見たとき、決してよくありません。

日本の経団連という団体は、なぜか中国に対して甘い夢を見がちな上、現実を直視できないお歴々が多いので、日米の足並みを乱すようなバカなことをやらかさないか、今後の動向を見守る必要があります。

偽装した企業には罰則を科されることに

中国が他国製に偽装して日本などへの輸出を図るなら、しっかりそれを取り締まってもらうしかありません。幸いなことに、ベトナムの税関がこの件をしっかり取り締まり、これらの不正に関与した企業には罰金を科すなど、かなり厳しく対応していくことになっています。

最後にひとこと

中国製がベトナム製に偽装されたら迷惑なことは間違いありません。ベトナム製の評判が落ちないようにするためにも、中国の原産国偽装には重い罰則をつけて、防いで欲しい。


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