【食の安全】ホルマリン漬け白菜、硫酸銅まぶしニラ【薬品漬け中国産野菜】

IOOC(国際オリーブオイル理事会)が定めている基準を満たしていないオリーブオイルと硫酸銅をまぶしたオリーブが流通していたというイタリア発のニュースが日本のTVメディアでほぼ取り上げられていない中(今日時点で未だ目撃なし)、ネット上ではまだ騒がれています。私もそれを気にしている1人なので、硫酸銅、オリーブオイル絡みの続報はないかとイタリア語「solfato di rame(硫酸銅)」や「notizie(ニュース)」「 olio d’oliva(オリーブオイル)」で一ヶ月以内検索をしてみました。しかし新しい情報が見つからなかったので、日本語の「硫酸銅」で検索してみたところ、別の硫酸銅がらみのニュースを見つけてしまいました。2012年の古いニュースなのですが、私には初耳であった事、そして食の安全に関わる事件だったので、注意喚起のためにも記事にして記録を残しておきます。
https://www.select-japan.com/news/20585.html

白菜

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硫酸銅をまぶしたニラ、ホルマリン漬けの白菜

まずはソースをご覧下さい。

白菜がホルマリンでいきいき、ニラに硫酸銅も=中国の不良農家

【大紀元日本5月10日】中国山東省青州市の農家が白菜を出荷する際、「鮮度を保つため」にホルマリンをかけるというニュースが報じられ、中国で大騒ぎになった。その後まもなく、江蘇省南京市で硫酸銅の水溶液を噴霧したニラが販売されていると報じられ、中国産農作物への不信感がさらに深まっている。

中略

ホルマリンは消毒や腐敗を防ぐ目的で使用されるが、食品に添加する薬品ではなく、長期間人間が摂取すると癌などの病気を起こすリスクが高まる。

一方、南京市のある消費者は市販されているニラに水色の粉末が付いているのに気づき、専門機関が調査したところ、硫酸銅の水溶液であることが判明した。野菜の色や鮮度を保持するために使われたという。日本では、硫酸銅は毒物及び劇物取締法により医薬用外劇物に指定されている。

2012/5/10 大紀元
http://www.epochtimes.jp/jp/2012/05/html/d48747.html

もうやだこの国。これきっと今でもやってそう(涙)白菜大好きなのに怖いじゃん!

日本を騒がせた天洋食品の毒入り冷凍餃子事件の顛末

食の安全と言えば、2007年に千葉県と兵庫県で起こった「冷凍毒入り餃子事件」だと思います。JTフーズが輸入し、生協で販売された冷凍餃子から農薬であるメタミドホスが検出され、日本は大騒ぎになりました。しかしこの事件、北京オリンピックが始まると次第に報道も小さくなっていき、結局どうなったのか明確に覚えていませんでした。なので今回改めてその顛末を調べました。(参考にしたのは主にwikipediaなので不確かな情報が含まれていたらごめんなさい)

wikipedia:殺虫剤が混入した冷凍餃子中毒事件 (2007-2010)

ジクロルボスなど他の毒が検出

翌年の2008年2月5日、福島県で「CO・OP手作り餃子」(2007年6月製)からジクロルボスという毒が検出されました。その際、コープは国内での検査もせずに中国側に同日生産の製品を渡して「証拠隠滅になりかねない」と批判されています。その後、宮城生協で扱っていた商品からも毒が検出されました。

日本の捜査、警察発表内容

他県でも事件が起こった上、メタミドホスではない他の毒が検出されたため、警察は必死に調べました。そして2月21日の定例会見において、毒の成分鑑定の結果、不純物が多く、日本国内で犯行が行われたとは考え難いと発表しました。

中国側の反応

しかしその後の2月28日、中国公安省刑事偵査局の余新民副局長がそれを否定し、更に日本からの鑑定結果を貰ってないなどと主張。これには吉村警察庁長官が「鑑定結果は提供している」「看過出来ない」と激しく反論したそうです。

更に、中国の余副局長は「実験の結果、メタミドホスは袋の外側から内側へと浸透した」と発表しましたが、後に袋の一部に穴があいていた事が発覚しています。

日本政府の反応

当時の福田康夫首相はこのような態度をしてきた中国側を「前向き」だと評価し、保守層に猛反発されました。そしてその後、新たな情報も出ず、日本も中国もお互いに協力する事も無かった為、事件はこのまま迷宮入りすると思われました。

中国で新たな被害者

北京五輪開催の二日前である8月6日、天洋食品の餃子を食べて中毒患者が出たという報道がなされました。これは河北省政府が横流しするように指示したため、中国国内で天洋食品の餃子が流通したためです。ちなみに6月には既に被害が出ていたとか。しかし結果的にこの件が、毒は中国国内で注入されたという根拠になりました。

この件については、7月の段階で中国政府から日本政府に伝わっていたようですが、中国の要請で、福田康夫首相と高村正彦外務大臣が配慮して公表を控えていたそうです。

中国の食品管理局の責任者が自殺

嘘の実験データを発表した余副局長は更迭され、質検総局の局長は自殺したという報道が出たそうです、しかし中国の報道は信用に足る物ではない為、事実かどうかわかりません。

食にうるさい日本人の怒りは中々消えない

「毒入り餃子事件」が起こったものの、当時の中国は国の威信を掛けたオリンピック開催準備真っ最中。しかも日常的に食に関わる死亡事故を起こしている中国は「すぐに忘れる」と思っていたようです。しかし北京五輪が終わっても尚、日本人は怒っていました。産經新聞の報道によると、北京五輪後に胡錦濤主席が来日した際「日本の世論がまだ怒っている」と知り、ようやく公安当局に対し本格的に捜査に着手するよう指示したそうです。

中国国内での捜査

中国公安部が捜査し、工場の元従業員を長期間拘束したものの、犯人逮捕には至りませんでした。しかし中国国内で天洋食品の冷凍餃子が流通した原因を作ったのが「河北省政府」であることを突き止めます。

ここでようやく、中国当局が新華社の英語版で、事件について国内事件として報道しました。しかし横流しに関わっていたとされる河北鋼鉄集団の王義芳社長に対して日本のメディアが質問すると「この事実はあなた方が作り出したものだ」と主張して、全否定したそうです。

犯人逮捕

事件発生から2年経った2010年3月16日、天洋食品の元従業員が逮捕されました。動機は「給料・待遇に対する不満や同僚とのトラブルで、個人的な鬱憤を晴らすためだった。」そうです。そして2014年1月20日、犯人には無期懲役が言い渡されました。

一党独裁の国の裁判制度ですから、彼が本当に犯人だったのか、誰にも確認できないと思います。無実でなければ良いのですが・・・。ちなみに天洋食品は事件の起こった翌年の2008年には閉鎖されていました。

事件に対する外務省の発表

事件解決を受けての日本側の反応です。

ギョーザ事件の被疑者逮捕に関する中国側からの通報
平成22年3月27日

26日日本時間午後11時30分、中国外交部より在中国日本大使館に対し、ギョーザ事件の被疑者逮捕に関し、概要以下の通報がありました。

  1. 中国の警察部門は、既に「毒ギョーザ事件」の真相を解明し、被疑者の身柄を確保した。被疑者は天洋食品工場の職員であり、動機は、給料・待遇に対する不満、他の同僚との間の問題から、個人的な鬱憤を晴らすためにギョーザに毒を混入させたというのが基本的事実である。事件は真相解明されたが、中国側はまだ必要な司法手続きを履行しなければならない。
  2. 中国の警察部門が2年余り、弛まず、辛抱強く、きめ細かく調査を続けてきた結果としてこの事件が真相解明できた。これは容易なことではなく、また、日本の被害者への慰問となり、日中関係の健全な発展にも寄与する。
  3. 事件の真相解明の結果より、本件が刑事事件であり、また偶発的な個別事件であることが示された。今後の作業について、両国警察は協力を強化していく。双方が本事件の解決を契機とし、両国関係の発展という大局に着眼し、相互に協調、協力し、関連するマイナスの影響を取り除くべく努力することを希望する。
  4. 食品安全問題は、両国国民の高い関心を呼んでいる。我々は、温家宝総理と鳩山総理が食品安全イニシアティブにつき共通認識に達し、両国関連部門が協議内容についてほぼ合意に達していることを嬉しく思う。

最後にひとこと

ホルマリン漬けの白菜に硫酸銅ニラ。今でも流通してそうで不安です。とは言え、安い。しかし日本国民全員が、日本産の野菜を買える裕福な環境にいるわけではありませんから、中国野菜を買うしか無い人もいます。それに値段の安い中国産野菜などを使う外食産業は多く、ほとんどの人が避けられないのが現状ではないでしょうか。

これはもう自己防衛しかありません。国産野菜を使って完全自炊するか、中国産野菜を買った時は野菜用洗剤で洗って調理するかの2択です。気休めですが何もしないよりも良いだろうと思います。

ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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コメント

  1. とおりすがり より:

    2016/02/04にイタリア産オリーブオイルに硫酸銅付着のニュースが出て以降
    数日に1回「オリーブオイル 硫酸銅」と検索していました。
    全く続報が出ない、また第一報で何千トン規模とあったのでもみ消されたかと思っていましたが
    本日検索したところこちらにたどり着きました。
    中国の件も大概ですが、日本でもココイチのカツの偽装はじめ食の安全に不安を感じます。
    家にあるオリーブオイルどうしましょうね。。

    • より:

      とおりすがり様へ

      初めまして、優と申します。
      この度はコメントをありがとうございます〜。

      私もとおりすがり様と同じく、とても気にしてまして検索して続報を探しています(苦笑)
      続報が見当たりませんよね、本当に。
      でも今回のニュースの露出が少ない理由は、「意図的に報道を控えているのかな?」と個人的に思っています。
      というのも、もしこの件をTVメディアで取り上げたら、大変な騒ぎを引き起こしかねない可能性を感じているからです。

      昨年、WHOが「加工食肉に発がん性がある」という発表をした時と同じようになるのではないでしょうか。
      日本で販売されている「全て」のオリーブオイルに疑惑の目が向けられるでしょう。
      そして「自宅にあるオリーブオイルは大丈夫か」とお店や販売会社へ問い合わせが殺到し、更に、ベーコン、ハムと同じように、今度はオリーブオイルがぴたっと売れなくなる・・・のが見えます(苦笑)

      もちろん「硫酸銅が混じっているかもしれない」「国際基準を守らないインチキ」オリーブオイルが売れなくなるのは良いと思います。
      問題は「日本基準で作られたオリーブオイル」と「国際基準で作られたオリーブオイル」という二つの基準に沿った商品がある事なんですよね。
      なので、この辺りの問題を片付けるまでTV報道がなされないのでは・・・と思っています。何にしても、とっても根深い問題ですよね。

      中国産の野菜・加工食品は、ほぼ常識レベルで「危険」だと日本に浸透しているから問題ないとして、ココイチのカツ横流し、鳴門わかめ偽装等、最近は日本国内の企業に対して不安を覚える事が増えました。非常に残念です。
      でも不正が明らかになるところが中国とは違って安心出来る点だと、私は前向きに解釈しています(笑)

      我が家にもオリーブオイルの買いだめがあります。
      でももったいないので、気にしながらも使用しています。
      どうしましょうね、本当に・・・(苦笑)

      この度はコメントをありがとうございました〜。