新しい引っ越し先のサーバーを決め、引っ越す準備(旧サーバーの掃除、整理バックアップ)を済ませたら、引っ越し先のサーバーの準備が必要です。今回は新しいサーバーでのドメイン設定とWordPressの新規インストールを解説します。
サーバー移転の手順のおさらい
では実際の作業に入る前に「やるべきこと」をリストです。途中で「あっ!」とならないように参考になさって下さい。
- サーバー選びとエックスサーバーへの申し込み方法
- 現在使っているワードプレスの中を掃除し、バックアップを取る
- 移転先のサーバーでドメイン設定やWordPressの新規インストールをする
- 引っ越し用のプラグイン「All-in-One WP Migration」を使ってデータの移動をする
- hosts設定を使って引っ越し先のデータが正しく反映されているかチェックする
- ドメインのDNS設定を変更して転居先ネームサーバーに向ける
- SSL化する(新規ブログはWordPressインストール後に行う)
- googleアナリティクスなどの設定を変更する
ドメインについて
恐らくサーバーを借りてまでサイト運営をなさる方はドメインを取得されていると思います。でももしまだドメインを取得されていない方は絶対にドメインを取得したほうが良いと思います。というのも、後になってからのURLの変更は非常に手間のかかる事ですし、人気が出てからURLの変更はアクセス数に必ず影響を与えるので、ドメインを取得することをおすすめします。
ドメインは色んなところで取れますが、私は最初のサーバーがxreaサーバーだったのでvalue domain(バリュードメイン)で取得しました。しかし他にもお名前.comとかムームードメインなど色々あるので、ご自分で判断なさるとよろしいかと思います。
私が長年お世話になっているバリュードメインさん。
期間限定で1円からあるお名前.comさん。
ムームードメインさんは10円からあるそうです。
ちなみに私はエックスサーバーを借りて、ドメイン総合サービス【VALUE-DOMAIN】で取得したドメインを使用している状況です。
ちなみにエックスサーバーを選んだ理由ですが、やはり安定性が高く、そしてSSLが無料という大変魅力的なサーバーだったからです。というわけで、まだドメインを取ったことがない、サーバーも初めてな方はエックスサーバーでドメインも一気に取ると楽そうです(エックスサーバーでドメイン取得をしたことが無いので憶測ですが)
ドメイン設定
ではエックスサーバー(Xserver)におけるドメイン設定作業に入ります。サーバーパネルにログインすると右側に「ドメイン設定」の項目がありますので、一番上の「ドメイン設定」をクリックします。
するとサーバーを借りると同時に貰える初期設定のドメインが表示されている設定画面になります。今回は自分で取ったドメインを付けたいので「ドメインの追加設定」タブをクリックします。
切り替えるとドメインを入力する画面になるので、取得しておいたドメインを入力し、ドメインを追加ボタンをクリックします。当サイトの場合は「select-japan.com」と入力しました。皆さんは事前に取得しておいたドメインを入力して下さい。
間違ってないか確認して、「ドメインを追加(確認)」ボタンをクリックします。
設定が完了しました。Xserverは「www」が有っても無くてもアクセス出来るようになっています。CORESERVER(コアサーバー)では設定しないとできないので非常に素人に優しい設定ですね。コアサーバー時代、私は四苦八苦したので(苦笑)
wordpressのインストール
ではWordPressを使いたいドメインの中に新しくインストールします。これもCORESERVERより簡単過ぎて感動しました。コアサーバーだと自分でデーターベースファイルを作らないといけませんが、エックスサーバーではそういう作業は不要で、びっくりするほど簡単です。
まず、サーバーパネルの左下の「設定対象ドメイン」から使うドメインを選びましょう。
使用ドメインが未設定のままになっているので
自分の使うドメインを選び、「設定する」ボタンをクリックします。
数秒ほどで自分のドメイン内の設定画面に切り替わるので、次は中央にある「自動インストール」をクリックします。
すると自動でインストールできるソフトが並びます。「WordPress」以外に「EC-CUBE」や「PukiWiki」という私が知らないソフトも自動でインストール出来るようになっていました。ここではWordPressの「インストールを設定」を選んでクリックします。
サイト名やパスワードを設定する画面に変わるので、すべて設定、入力して一番下の「インストール(確認)」を選んでクリックします。この時入力する内容は、インストールしたWordPressにログインする際に必要な情報です。なのでパスワードやらメールアドレスはしっかり記録しておきましょう。
ただ、この後使用する引っ越し用プラグイン「All-in-One WP migration」では旧サーバーの設定など全てまるっとコピーしてくれるので、今ここで設定した内容でWordPressにログイン後、「All-in-One WP migration」をインストールしてから旧サイトのデータをインポートした後は、元の「ユーザー名」「パスワード」に書き変わります。
*「All-in-One WP migration」の使い方は次回取り上げるので少しお待ち下さい。
入力した内容の確認画面です。間違いが無いか確認してからインストールをクリックします。
この画面になり、無事にインストールが完了しました。
インストールされたかの確認は「自動インストール」で行えます。ご覧のようにwordpressがインストールされており、ダッシュボードへのリンクも張られています。
最後にひとこと
これで新居(新サーバー)の受け入れ準備が整いました。後は旧サーバーの荷物を運んでくるだけです。というわけで次回は「All-in-One WP migration」の使い方です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。