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火傷や痔に|世界初の全身麻酔乳がん手術を行った華岡青洲の創薬「紫雲膏(しうんこう)」

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歳も歳なので、傷の治りが遅い。しかも傷跡もなかなか消えない。そんな話題を友人のAちゃんとしていて出てきた「しうんこう」という名の薬。「何それ聞いたことない」と聞いてみると彼女の家には昔からあるものでした。というわけで、真似っこ。次の火傷に備えて買ったのでご紹介します。

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常備薬になれる薬

日本でも外国でも、大昔から使われている薬がありますが、それはその実力が本物で人々に長年にわたって愛されているからでしょう。しかも医学の進歩も華々しいにも関わらず使われていることから、副作用も殆どないお薬で、知る人ぞ知る「常備薬」なのだろうと思っています。

しかしそんな薬は「知ってて当たり前」でCMで見ることはない印象です。私が最近知ったのは、興和の口内炎の塗り薬です。これも友人からの情報でした。詳しくは「口内炎の塗り薬|興和「新デスパコーワ(第三類医薬品)」を今頃知った」をどうぞ。

漢方製剤「紫雲膏(しうんこう)」

まず友人から「しうんこう」と聞いても「は?」ってなりました。どんな字か彼女も「そんなの覚えてない。紫なんとかだった」と言われ、スマホで検索した結果「紫の雲の軟膏のこう」とわかりました。

検索で一番上に出てきたのは、クラシエの「紫雲膏」の紹介ページ、それによると、あの華岡青洲の作った江戸末期からある名薬だとわかりました。クラシエから以下引用です。

やけど・きず・ぢに

紫雲膏(シウンコウ)は、江戸末期の名医・華岡青洲(ハナオカセイシュウ)の創方で、「外科正宗(ゲカセイソウ)」に収載されている「潤肌膏(ジュンキコウ)」に豚脂を加えた漢方の外用薬です。

有効成分シコニン、アセチルシコニンなどを含有しているシコンには、解毒、抗菌、抗炎症作用があります。とくに肉芽形成を促進しますので、患部の治癒を早め、皮膚をなめらかにします。低刺激性の軟膏として、やけどや外傷などに効果があります。

クラシエ 紫雲膏より

https://www.kracie.co.jp/products/ph/1201871_2220.html

手元にある電子辞書にある「漢方薬の手引き」も調べてみました。以下引用です。

紫雲膏(しうんこう)

配合生薬

ゴマ油、ミツロウ、豚脂(とんし)、当帰(とうき)、紫根(しこん)

漢方薬の代表的な軟膏(なんこう)です。

何に効く?

軽いやけど・外傷、湿疹、ひび、あかぎれ、しもやけ、ただれ、痔の痛みなどの治療に用います。

使用上の注意

1 一日数回、直接幹部に塗るか、ガーゼなどにのばして貼ります。

アレルギーの人、やけど・ただれがひどい人、傷口が化膿している人、幹部が広範囲の人は、薬剤師に相談してください

3 目に入らないようにしてください。

副作用

発疹(ほっしん)、かゆみなどの過敏症がおこることがあります。

漢方薬の手引きより

紫根(シコン)パワー

紫雲膏の主な成分である「紫根」は化粧水にも使われている成分でラベル表示でもよく見ます。なので肌にいいのは知っていましたが外用薬にも使われているんですね。俄然「紫根エキス」入りの化粧水が気になってきた・・・。

というか、紫根のシコニンとアセチルシコニンという成分の「解毒、抗菌、抗炎症作用があります。とくに肉芽形成を促進しますので、患部の治癒を早め、皮膚をなめらかにする」という力がとても良さそうです。傷跡も残りにくくしてくれそうな印象ですね。友人もやけど跡の効果を褒めていました。(詳しくは書けません。薬事法でダメ)

ちょっと気になりすぎたので、紫根入り化粧水を検索したらたくさん出てきてびっくり。ただ私は長年SK2の化粧水を愛用しており、切り替えるののは勇気が入ります。なので化粧水に混ぜて使える「紫根エキス」を注文しちゃいました。

現在、イボ予防で「イポロン」を化粧水に混ぜて使っていますし、紫根エキスを混ぜるのも苦痛な作業にはならない。商品が届いたら感想を記事にしますね。

ちなみにイボ予防の「イポロン」については個別記事「イボを取る美容液|ハトムギエキス・バチルス発酵物配合ヴェルク100イポロン」を参考にどうぞ。憎っくきイボについてのまとめ記事もあります。

成分

漢方の外用薬「紫雲膏」に含まれている成分です。

本品100gは下記の処方の成分を含む。

シコン・・・10.74g

トウキ・・・7.16g

ゴマ油・・・89.53g

ミツロウ・・・26.86g

トン脂・・・2.69g

(上記の全量136.98gから得られる紫雲膏は100g)

クラシエ 紫雲膏より

https://www.kracie.co.jp/products/ph/1201871_2220.html

効能

友人からは「やけどにいい」と教えてもらいましたが、ぢにも良いそうです。というか傷全般に良いみたいなので、ちょっとした怪我をしたら塗るのも良さそう。

ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷、火傷(やけど)、痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹・皮膚炎

クラシエ 紫雲膏より

https://www.kracie.co.jp/products/ph/1201871_2220.html

華岡青洲(はなおかせいしゅう)という偉人

クラシエの紫雲膏の説明ページと取扱説明書にも記載されていた「華岡青洲」さんの名前を知っている人は多いと思います。私も聞いたことがあり、これを機会に少し調べました。

世界で初めて乳がん手術を成功させた

私の記憶は、TBSでドラマにもなった「仁ーJIN」で、乳がん手術のエピソードがあり、華岡流の医師である桐谷健太さんが演じていた佐分利祐輔先生の記憶です。彼は腑分け(解剖)をして問題になってしまうエピソードがありましたね。

そんな佐分利先生が所属していた華岡青洲の流派で、世界で初めて「全身麻酔」をして「乳がん摘出手術」をした華岡青洲が火傷のお薬まで作っていたとは想像もつきませんでした。というか結び付けられなかったです。

ソースは広辞苑の解説です。

華岡青洲(はなおかせいしゅう)

江戸後期の外科医。紀伊の人。なは震。古医方を学び、後に漢、蘭医方を折衷し、外科医の改善に功があった。麻酔剤を案出し、世界初の全身麻酔科での乳癌摘出手術に成功(1760〜1835)

麻酔薬「通仙散(つうせんさん)」の被験で妻失明

世界初の乳がんの手術したわけですが、そのためには当然長時間の麻酔が必要です。その時に使われたのが「通仙散(別名:麻沸散・まふつさん)」でした。しかしその「通仙散」は華岡青洲の妻加恵さんが被験者として内服し、結果として失明していました。

それもそのはず、「通仙散」の成分はトリカブト、チョウセンアサガオ(マンダラゲ)で毒性のあるものだったからです。

しかしそんな多いな犠牲を払って生まれた「通仙散」で、大きな手術ができるようになっています。江戸時代にこんな大きなことをやってのけた華岡青洲という人物は本当にすごいですね。

華岡青洲、その偉大な功績についてテルモが特設ページを作っています。もっと詳しく書いてあります。

クラシエ第二類医薬品漢方製剤「紫雲膏(シウンコウ)」

というわけで、薬局で買ってきた「紫雲膏」です。真っ赤な箱。レトロな感じが実力を伝えてくるようだ。小さい方14gを買いました。

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箱の裏。使用期限は2025年の10月。火傷の薬として教えてもらいましたが、ひびやあかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷にもいいんですね。

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開けました。薬剤の入ったチューブ本体、説明書入り。

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チューブは銀フィルムで封がされており、使う時にキャップの裏の突起で破って使う使用です(やけどしてないから使うまで開けない)

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注意

どんな薬でも副作用には注意が必要です。紫雲膏は「皮膚に発疹や発赤、かゆみが出たら使用中止」しましょう。

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使用期限の疑問を問い合わせた

この軟膏の使用期限は2025年の10月となっていました。しかしこれは「開封前」の話なので、開封したらどうなのかな?と思って、クラシエのお客様相談室に問合せました。

すると担当さんに「1年以内で使っていただくのが望ましい」という回答をもらいました。でも「火傷」って年に数回程度するかどうか・・・なので、1年では使いきれないですよねえ?

ということは、それ以外にも使うといいのかなと思っています。普通の擦り傷で使うのもありかな?(でも擦り傷も早々ないな)

というわけで今回は「使ってみた感想」は無しです。火傷するか怪我したら追記しますね。

最後にひとこと

追記したいけどなるべく火傷したくない。

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