食べるな危険!水銀しじみや海水由来コレラ発生/韓国産海産物を避けるべき理由

2016年8月末、韓国でコレラが発生しました。15年ぶりだそうです。しかしその患者は海外旅行していたわけではなく国内感染していました。どういう経緯で感染したのか、日本への影響はないかなどが気になったので、海洋汚染問題や下水問題について掘り下げました。
韓国産の海産物は危険

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韓国で15年ぶりにコレラ発生

まずはニュースソースをどうぞ。

15年ぶりに韓国内でコレラ患者発生…光州の50代男性

後進国の感染病であるコレラが韓国で15年ぶりに確認された。疾病管理本部は23日、光州(クァンジュ)広域市に住む59歳男性会社員の可検物からコレラ菌が確認されたと明らかにした。コレラは2001年以降国内では発生しておらず、2003年以降の患者57人は全て海外旅行先で感染した。

中略

この男性は症状を見せる前に家族(妻、子供2人)と共に慶尚南道(キョンサンナムド)の海辺に出かけており出先で刺身を食べた。保健当局はこの刺身料理店で感染したものと推定している。コレラ菌はビブリオ・コレラ菌と呼ばれ魚などの海産物に含まれていて人にうつる。

2016年08月23日15時17分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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コレラとは

「コレラ」と聞くと大昔の病気のイメージですが、今も発展途上国で猛威を振るっている病気です。そんな「コレラ」がどんな病気なのか「家庭医学館/小学館」で調べました。

どんな病気か

食物にまじって、コレラ菌という最近が経口感染する病気で、感染症予防法の2類感染症に指定されています。熱帯では雨期、温帯では夏から秋にかけて流行しますが、海外旅行者や輸入食品によって持ち込まれる日本などでは、季節的な傾向はありません。(家庭医学館/小学館より)

症状

「コレラ菌が体内に入ってから、早ければ数時間、遅くても2〜3日で発症します。症状は、嘔吐と下痢で始まります。発熱と腹痛はないのが特徴です。警鐘の場合は、1日数回ほどの下痢程度で、数日で治ります。重症の場合は、激しい嘔吐と下痢が、突然おこります。米のとぎ汁のような下痢便が、1日20〜30回、十数リットルも出て、からだの水分がどんどん失われます。このため、脱水状態におちいって血圧が低下し、脈がほとんど触れなくなり、皮膚が冷たくなって、久に衰弱します。声がかすれるほか、皮膚がたるんでしわだらけになり、目がくぼんで頬骨や鼻すじが突出するコレラ特有の顔つきになります。ひどいときには、下肢脚がけいれんして痛み、発病から1〜2日で死亡することもあります。しかし、もちこたえれば、急速に回復に向かい、1〜2週間で治ります。(家庭医学館/小学館より)

治療

2類感染症なので、状況に応じて入院します。治療は医療保険と公費で行われ、自己負担はないのが原則です。点滴で水分を補給し、抗生物質を使用します。昔はかかった人の50%の人が死亡したが、現在は1%以下です。(家庭医学館/小学館より)

*2007年4月施行の法改正でコレラは3類感染症に変更されています。私の持っている電子辞書の家庭医学館/小学館の内容は少し古いようです。*

予防

流行地では、生ものなどの飲食を避けます。予防注射もあります。(家庭医学館/小学館より)

「コレラ」に感染しても必ず死んでしまうようなものではないと判りました。しかし対処を間違うと命の危険はありますので油断は禁物ですね。

2016年の流行情報

コレラは現在も流行している地域があります。「厚生労働省検疫所 FORTH」のページで、2016年9月末までの流行情報が公開されていました。2016年現在、コレラは主にハイチで猛威を振るっています。

「厚生労働省検疫所FORTH」では流行中の感染症、伝染病についての情報が公開されていますので「コレラ」の他に、「ジカ熱」「鳥インフルエンザ」、「黄熱病」などの発生、流行状況も確認できます。海外旅行に行く予定がある方は必ずチェックしておきましょう。

日本におけるコレラ感染者

「コレラ」は発展途上国の病気で日本ではもう無いと思っていました。実際、海外渡航者が感染してしまった事例が多いのでそう思っていても仕方ないとも思えます。しかし事実は違っており、日本でも海外渡航者歴の無い感染者、国内での感染者がいました。参考にしたのは「国立感染症研究所」の資料です。2011年までの資料がありました。

コレラ国内情報

主な感染者は海外渡航者

あくまでも2011年までの情報ですが、日本国内における「コレラ感染者」は少ない状況です。とはいえ0ではなく、2006年と2008年に国内感染と思われるものがありました。

コレラ感染資料

詳しい事はそれぞれの資料を読むと判りますが、概要をまとめました。

2001年の3件

1例目は2001年6月29日頃から下痢などの症状から脱水症状を起こして来院した45歳の日本人男性と7月1日頃から同じく下痢などの症状で病院に訪れた59歳の日本人男性でした。両名共に検査したところコレラ陽性と発覚し、入院して治療後、快癒して退院しました。二人は海外渡航歴はなし。ただ二人共、路上生活者で隅田川周辺で暮らしていました。時折、障害者用お手洗いの水を煮炊きに使うなどして生活をしていました。しかしそれでもコレラ菌を検出するには至っていません。続いて2例目は2001年6月に路上で倒れて搬送された72歳の男性です。検査の結果コレラ陽性となり治癒しましたが、治療中に認知症を発症して、感染経路を調べる事ができないまま、療養施設に移送されました。

上記の3名は路上生活者で海外渡航歴もありませんでした。となると国内感染が濃厚です。しかしこれはたまたま見つかっただけとも考えられます。というのも、コレラの検査をした結果「陽性」だったと判っただけで、他の下痢などの症状を起こした患者すべてをコレラ検査をしているわけではないからです。特に軽症の場合は「コレラ」に感染しているという発想すらないと思われます。「コレラ」という病気は遠い存在ではないかもしれません。

2008年の1件

手元にある資料で判る最新のコレラの国内感染事例は2008年の6月に発生した33歳の女性の件です。女性は海外渡航歴は無く、6月12日に居酒屋で友人とお刺身などの生食を摂り、6月14日には自宅で輸入食品か不明のとろサーモンすり身生食用真空パックを食しているが、同居している両親は食べていない上、菌も検出されませんでした。食品の残品もなかったために、原因の特定が出来ませんでした。

国内感染が増えている可能性大

海外渡航歴無しで輸入食品も食べていないならば、国内感染が濃厚です。しかし「コレラ」であってもその症状が軽度であれば「コレラ菌」の検査をしません。検査をしなければ「コレラ」認定もされませんから、ひょっとすると「コレラ」感染は密かに増加しているかもしれません。国立感染症研究所も、2006年7月の検疫法改正によって、「コレラ」が入院勧告の指定外である「3類」にされた事が大きく影響していると指摘しています。

コレラ菌、赤痢菌、チフス菌、パラチフスA菌は代表的な輸入感染症菌であり、感染症法の初期においては入院勧告の対象である2類感染症であった。しかし、その後の見直しで入院勧告を必要としない3類への類型変更がなされた。また、同時期に検疫法の改正によりコレラが検疫法の対象疾病から外された。この変更がもたらした影響は小さいとは言えず、特に、ヒトの出入国や食材などの物流において、検疫法での裏付けがなくなったためにコレラ菌検査が行われていないのが現状である。このように水際での防疫が望めない状況では、医療機関と保健所や地方衛生研究所などの行政機関との連携をさらに強化し、個々の発生事例での調査を含む防疫対策を徹底することが必要であり、このことがdiffuse outbreakを含むコレラの集団発生防止につながると考える。

http://idsc.nih.go.jp/iasr/30/350/kj3501.html

輸入食品からの感染を防ぐための水際対策

海外渡航歴の無い人の感染を「輸入食品による感染の可能性が高い」とするならば、水際対策が重要です。ちなみに「コレラ」に関しては日本では2007年6月の検疫法改正後、モニタリング検査対象とされています。

モニタリング検査とは

モニタリング検査について詳しい事は厚生労働省の輸入食品監視業務Q&Aに詳しく説明があります。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000072466.html

Q.4 モニタリング検査とはどのようなものですか

A.4
 多種多様な輸入食品等の食品衛生上の状況について幅広く監視するため、輸入食品監視指導計画に基づきモニタリング検査を実施しています。モニタリング検査のサンプリングは各検疫所食品監視窓口において行い、試験分析は、高度な検査技術、機器を必要とする検査を効率的に行うために設置した横浜及び神戸検疫所の輸入食品・検疫検査センターなどで実施しています。
 モニタリング検査は、違反の可能性が低い食品について検査を実施し、必要に応じて輸入時検査を強化する等の対策を講じることを目的としているため、その費用は国が負担しています。なお、検査結果の判明を待たずに輸入することは可能です。

<モニタリング検査の概要>
・抗生物質、合成抗菌剤、ホルモン剤等の残留動物用医薬品(抗菌性物質等)
・有機リン系、有機塩素系、カーバメイト系、ピレスロイド系等の残留農薬
・保存料、着色料、甘味料、酸化防止剤、防ばい剤等の添加物
・腸管出血性大腸菌、リステリア・モノサイトゲネス、腸炎ビブリオ等の病原微生物
・成分規格で定められている大腸菌群等の成分規格
・アフラトキシン、デオキシニバレノール、パツリン等のカビ毒
・安全性未審査の遺伝子組換え食品の使用の有無
・認められていない放射線照射の有無

検査してくれるのは良い事なのですが、検査結果の判明を待たずに輸入することが可能なのはいかがなものでしょうか。もちろん、違反の可能性が低い食品が対象ということですが少し気がかりです。

コレラ菌の輸入経路

ここからは「コレラ」がどこから輸入されてきているか考えます。ちなみに「コレラ菌」は全ての消毒薬が有効で、加熱調理すれば無害化できるそうです。

コレラ菌( Vibrio cholerae)に対しては,すべての消毒薬が有効である。 第四級アンモニウム塩(オスバン®, オロナイン-K®, ヂアミトール®, ハイアミン®など), 両性界面活性剤(テゴー51®, エルエイジー®など), 次亜塩素酸ナトリウム(ミルトン®, ピューラックス®, テキサント®, ハイポライト®など) およびアルコール(消毒用エタノール,70v/v%イソプロパノール)などを用いる。
 また,80℃・10 分間の熱水も有効である(70℃・1分間や80℃・10 秒間などの熱水でも有効と推定されるが,安全を見込んで80℃・10 分間とする)。

加熱調理すれば大丈夫なことから、感染は生ものや不完全な加熱から起きることが判ります。となると、やはり輸入された海産物が一番疑わしく思えますね。

日本の水産物の輸入の状況

日本は海洋国家ですが、全ての魚介類を国内で賄えているわけではありません。というわけで、海産物の輸入状態を調べてみました。参考にしたのは水産庁の公開している平成27年(2015年)の水産白書です。

輸入先
水産白書2015

この資料を見る限り、一番の輸入相手は中国ですね。近いから当然と言えばそうなのですが、こうして数字で見ると少し驚いてしまいました。水産白書にも以下のように記載されています。

水産物は、品目に応じて様々な国や地域から輸入されており、平成27(2015)年における輸入相手国は、130以上の国と地域に及んでいますが、中国、米国、チリ、タイ等が輸入金額の上位を占めています(図II−3−7、図II−3−8)。品目別では、エビ、マグロ・カジキ類、サケ・マス類等が輸入金額の上位を占めています。

http://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/H27/pdf/27suisan1-2-3.pdf

次の資料は品目別の輸入先です。サーモンなどのサケ・マス類はチリとノルウェー、タラ類にいたっては圧倒的にアメリカからの輸入に頼っていました。

個人的にショックだったのは大好きなまぐろ、かじき類の輸入先が台湾は良いとして、衛生的、道徳的に信用出来ない中国、韓国産を合わせると22.2%となり、一番多いことでした。生のお刺身で食べるまぐろが中国、韓国産というのは嬉しくありませんし、そう記載されていたら絶対に食べません。

水産白書2015

しかし、クロマグロについては本来、韓国からの輸入はありません。よって店頭で見かけた場合は違法な商品と見なして良いと思います。

韓国にクロマグロ漁獲停止を要請 水産庁が国際規制違反を受け

水産庁は11日、韓国のまき網漁船が30キロ以上の大型の太平洋クロマグロを国際規制に反して大量に漁獲したとして、韓国政府に対し、大型クロマグロの漁獲停止と日本への輸出停止を要請したと発表した。国内業者にも輸入しないように求めた。

中略

太平洋クロマグロの資源保護をめぐっては、30キロ以上の大型マグロの年間漁獲量を2002~04年平均から増やさないための国際規制が15年から始まった。韓国のこの期間の漁獲実績はなく、本来は漁獲してはいけない。

産經新聞:2016.3.11 18:05

海洋汚染の現状

海洋汚染とは、広辞苑によると「石油流出や汚水により海洋が汚れること」、ブリタニカ国際大百科事典によると「海洋の汚染負荷が浄化能力をこえること」とされていました。調べてみて率直に思ったことは、人間とはゴミをまき散らしながら生きているんだなあということです。仕方ない側面はありますが、ゴミを出さない努力をしようと思いました。ただし人間は他の動物と同じく食べたら出す生き物で、いわゆる排泄物だけは簡単に減らせません。というわけで、まずは人間の出すどうしようもないゴミ、し尿について調べました。

下水道の歴史

し尿処理について調べていたら、国土交通省の都市計画のページに下水についての歴史について書かれた判りやすいページを発見しました。そこを参考に概要をまとめました。良かったら参考になさって下さい。

中世ヨーロッパ

資料によると、一番古い下水道はなんと今から約4000年ほど前に古代インドの都市である「モヘンジョ・ダロ」で作られたものだそうです。その後、古代エジプトや古代ローマでも作られてヨーロッパに普及し、農耕文化の発展にも利用されました。しかし、中世に人口が増えて行くと糞便をそこらに捨てるようになり、水路が汚染されたそうです。そのため、中世ヨーロッパでは「コレラ」や「腸チフス」「ペスト」など恐ろしい伝染病が流行っていたのです。

下水道の歴史ヨーロッパ

当時のヨーロッパの汚さ(ごめんなさい)を現すエピソードとして、「ハイヒールは人糞を踏まないために生まれた」「香水文化が発達したのは臭いをごまかすため」などのお話を聞いた事がありますが、否定しようにも納得出来ちゃう内容なので、相当酷い都市汚染だったのかなと思っています。

ちなみに「ハイヒール」はwikiによると「紀元前400年代、アテネで、背を高く見せるハイヒールが遊女間に流行した。これは男性も履いていた。」「1570年頃、ヴェネツィアで、チョピンというイスラム風ハイヒールが高級娼婦の人気を得る。」「1600年代、フランスで、町に溢れる汚物を踏む面積の少ない靴、ハイヒールが発明される。」との記載がありました。(詳しくはwiki:ハイヒールへどうぞ)どうやら汚物避けに重宝されたのは間違いではないようです。

その後、深刻な都市汚染による伝染病を防ぐために、1855年にロンドンで下水道工事が始まり、ヨーロッパ、アメリカでも下水道の整備が行われるようになりました。

日本

日本では古くから「肥だめ」などの利用で人糞を発酵させて肥料にするなどの処理をして、農業に利用していたため、汚水を河川に流す事がなく、コレラなどの伝染病はありませんでした。しかし明治時代に入り、人口が増えて環境が変わり始めると、台風や豪雨によって肥だめの汚水が溢れて、河川に流れ込むなどして、ヨーロッパ等と同じように伝染病が発生するようになりました。そのため明治17年(1884年)に日本初の下水道が作られました。とは言え、全国に普及したのは人口が爆発的に増えた戦後の事だそうです。

下水道の歴史日本

しかし戦後は、経済発展と共に工業廃水の問題が発生しました。水銀の混じった工場排水による水俣病や鉱山から排出されたカドミウムの混じった排水によるイタイイタイ病などで有名な公害問題です。深刻な公害は多くの被害者を出し、長い年月を掛けて補償や法整備をし、対策に取り組んでいる最中です。残念ながら昔は判らなかった毒性が明らかになる事も未だ多く、人類は常に新たな問題と戦い続けています。

し尿処理をする理由

肥だめで人糞を発酵させて農業用の肥料にすることは日本において古くから行われていました。しかしそんな人糞肥料も有害な側面もあると言われています。確かに私たちは様々な物を食べていますから排出した糞便には有害な重金属等も含まれてしまうこともあるでしょう。そんな重金属が含まれた人糞肥料を使って農作物を育てれば、農作物が重金属で汚染されてしまうかもしれません。とは言え、人糞肥料は優れているという意見もあり、しっかり重金属除去をした上でペレットになって流通しています。

し尿汚泥肥料

 古くから最も身近な肥料として利用されていたのが”人糞尿”ではないでしょうか。しかし、最近では衛生上の問題や化学肥料の発達によって自家利用されることはほとんどなくなりました。しかし、適正に処理された人糞には優れた効果が期待できます。また、肥料公定規格が改訂され、最新の衛生的な工場で発酵・乾燥処理されたものが安価に提供されています。
土壌改良効果も高く、適正に利用すれば優れた有機肥料となります。窒素の無機化は地力窒素に近く、ゆっくりと長く効きます。しかし、畑地での硝酸化成は早く、特に秋冬作野菜では、初期生育がよく高い収量が得られる、根の生育を促進するなどの効果が得られます。しかし、無機化速度が遅く、単体で使うと化成肥料より収量が低下する場合があります。適当な肥料と組み合わせて使うことが大切です。

古来から日本を支えて来た肥料の一つですから、「人糞?汚い!!」などと頭ごなしに否定せず、前向きに利用できないか今こそ考える必要があるかもしれません。日本の技術で危険性を取り除いて最大限に利用することは不可能ではないはず。というか少なくとも韓国産の肥料を使うよりはマシだと思うのですが。どうでしょう。

国際的な海洋汚染対策の動き

し尿対策をし、工業廃水などへの対策をしても、海への汚染はまだ続いています。というわけで、海洋汚染を防ぐための国際的な動きも起こりました。それが「海水油濁防止国際条約(1954年)」や「1973年海洋汚染防止条約」、そして「国連海洋法条約」などです。しかしこれらの条約に参加する国がすぐに増えるわけでもなく、さらに参加してもすぐに批准国になれるわけではありません。というのも、汚水を処理するための技術や施設が必須だからです。簡単ではないんですね。

海洋法に関する国際連合条約

この条約は端的に言うと「地球上の7割を占める海において、領海トラブルや海洋資源のトラブルなどが起こらないようにするために定められた国際条約です。現在168カ国が加盟しています。(締結国リスト

日本は1983年に署名、1996年6月に批准、同年7月20日(海の日)に発効しました。

1972年の廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防止に関する条約(通称:ロンドン海洋投棄条約)

海洋汚染をするのは下水だけではなく、投棄される産業廃棄物などのゴミも原因の一つです。陸上で処理できないゴミを海洋投棄することを止めようという動きがあり、1972年に国際海事機関(IMO)のロンドン本部で採択されました。この条約は、陸上で発生したゴミや産業廃棄物を海洋で焼却したり、投棄したりすることを規制するものです。ちなみに日本は1973年に署名、1980年10月に批准するようになりました。

ネット上で見つけた資料によると2016年2月現在の「ロンドン海洋投棄条約」加盟国は45カ国です。(地球環境関連主要条約・国際機関等一覧 平成28年2月より)

ロンドン海洋投棄条約

海洋投棄は全面禁止というわけでは無いのが判りました。確かに海で分解されるものであれば大丈夫なのでしょう。そのかわり、中間処理をしっかりと行い、分解されないようなものを投棄しないように厳しいチェックがあるようです。

海洋汚染は減っているのか?

今まで述べて来た下水道整備や海洋汚染を防ぐための国際条約がなされていても、適切な運営、遵守がなされてなければ、海洋汚染は減らず海産物は汚染されます。残念ながら、お隣の中国、韓国にそれを期待するのはまだ無理のようです。

中国の現状

現在の中国における海洋汚染についてググったらこんなニュースが出てきました。

香港の海岸を埋め尽くしたごみ、出どころは中国の違法投棄だった―仏メディア

2016年8月28日、RFI中国語版サイトによると、香港でごみ満載の中国船が摘発された。香港海岸のごみ漂着との関係が疑われている。

先月初頭、香港の海岸に大量のごみが漂着し話題となった。ごみには簡体字が表記されたものが多く、中国が出所と思われる。流入ルートの解明が急がれていたが、このたび有力な手掛かりが得られた。広東省中山市でごみを満載した漁船が摘発された。総量は288立方メートル。ほとんどがプラスチックごみで、一部に破砕された家具なども含まれていた。海上で不法投棄する目的とみられている。広東省近海ではこうした不法投棄が相次いでおり、海洋汚染を引き起こしているほか、漁業にも大きな被害をもたらしている。ある漁民は「網を入れてもごみばっかりがひっかかる。網の手入れに人を雇わなくてはならず、とても仕事にならない」と悲鳴を上げている。(翻訳・編集/増田聡太郎)

レコードチャイナ:2016年8月30日(火) 0時10分

http://www.recordchina.co.jp/a148793.html

ゴミの海洋投棄問題は中国だけではありません。こんなニュースもあります。

アジア3か国だけで約半分!? 世界のゴミ海洋投棄量が深刻化

前略

漂流ゴミの不都合な真実

2015年2月13日付の米科学誌サイエンスに衝撃的な論文が掲載された。米ジョージア大学の環境エンジニア、ジェナ・ジャムベック博士を中心とする米・豪の研究者チームの調査によると、2010年の1年間だけで、480万~1,270万トンのボトル、袋類、ストローなどのプラスチックが海に捨てられたという。それらのゴミは海辺を汚染し、また漂流して北極から南太平洋に至る地域の海流を妨げていると警告。現在のペースでいくと、2025年には漂流ゴミの総量は2倍になり、環境や生態系に取り返しのつかない深刻なダメージを与えるだろう。

海へと流出したゴミは、海流の境“潮目”に集まり、まるでゴミの回廊のように数キロも続く。いくつかの潮を経て集まってきたゴミは、洋上の吹き溜まりのような場所を漂い、また潮に乗ってほぼ決まった先へと流れ着く。研究チームは、世界中の沿岸人口をカバーする消費者データとゴミ排出量、プラスチックの割合、不適切に廃棄処分される量に基づいて、192各国それぞれのゴミの海洋投棄のシェアを算出した。それによると、1位は年間排出量132万~353万トンで中国。そして2位は48万~129万トンのインドネシアで、3位が28万~75万トンのフィリピン。この東部アジア3か国だけで、世界のゴミ海洋投棄量の44%を占める結果となった。

後略

FUTURUS(フトゥールス):2015年2月20日 岡 昌之氏

中国国内のゴミ処理の問題も、海洋への不法投棄もまだまだ解決できないと思われます。日本のODAで作ったゴミ処理場もあるようですが、上手に活用されていないというのが残念です。

韓国の現状

韓国も同様です。冒頭で取り上げたコレラ発生のニュースは8月のことですが、コレラの原因も汚染された海水のせいだと確定しました。ソースをご覧下さい。

慶尚南道巨済(キョンサンナムド・コジェ)で最近発生したコレラの原因は汚染された海水のためという遺伝子分析結果が出た。疾病管理本部によると、5日に巨済市の海岸の海水から発見されたコレラ菌の遺伝子とこの地域で発生した患者3人から採取したコレラ菌の遺伝子が97.8%同一だったと分析された。疾病管理本部は10日「この程度の類似性なら疫学的に同じ菌とみられる」と説明した。巨済島で発生した患者は全員が現地で魚介類を生で摂取した後にコレラの判定を受けた。(中央SUNDAY第496号)

2016年09月11日11時42分 [ⓒ 中央SUNDAY/中央日報日本語版]

やはり韓国の海は汚染されていました。とは言え、しっかり加熱すれば死滅する「コレラ」であれば感染を防げます。しかし生食ではどうにもなりません。となると、やはり韓国産の海産物は避けるしかありません。というか、韓国産の海産物と国産の海産物を同じまな板に乗せただけでアウトだと思います。

こんな状況にも関わらず「韓国産の海産物が汚染源だった、原因になったのでは?」と言ったたぐいの話は、メディアは大きく報じようとしません。

2011年に東北のガストで細菌性赤痢が発生しました。当時ガストでは「韓国フェア」をやっており、韓国産の何かが原因ではないかとネット上ではさんざん言われましたが、原因の食品は明らかにされないまま、報道も小さくなりました。

ガストで14人が赤痢、工場に営業停止処分

東北地方4県にあるファミリーレストラン「ガスト」で食事をした14人が発熱や腹痛、下痢を発症する「細菌性赤痢」に感染していたことがわかった。宮城県は先月31日、14人が食事した店舗に材料を提供している大衡村の食品工場に対し、同日から3日間の営業停止処分を下した。

 宮城県によると、患者に共通する食品が、この食品工場が製造した食品のみであること、症状や発症までの時間がほぼ一致し、全患者からゾンネ赤痢菌が検出されたことから、食品工場で製造された食品が原因と断定した。患者は全員、快方に向かっているという。ガストを展開する外食大手「すかいらーく」は、ガストを含むグループの店舗計120店の営業を31日から自粛している。

日テレニュース24:2011年9月1日 01:01

原因食品を明らかにしなければ余計に疑いを強めるだけなのですがね。どうしてそれが判らないのか理解不能です。
注意するべきものは他にもあります。次のニュースをどうぞ。

韓国産の刺身用ひらめに寄生虫 大分県が回収命令 3100キロ

大分県は8月11日、水産物輸入業者が輸入した韓国産の生食用ひらめから、基準値を上回る寄生虫が検出されたことから、食中毒のおそれがあるとして、食品衛生法に基づいて業者に回収を命じた。

回収命令を受けた輸入業者は、大分県豊後大野市の清川商事有限会社。同社は今月5日、韓国の養殖業者から刺身用のひらめ2862匹(約3100キロ)を輸入し、福岡県の検疫所でサンプル調査を行ったところ、食品衛生法の基準値を上回る「クドア・セプテンプンクタータ」を検出した。

このため、大分県はこの輸入業者に対して、食品衛生法に基づき、改修を命じた。ひらめはすでに大分県内や大阪など複数の業者に出荷しており、大分県では現在、入荷先や流通量を調査している。現在までのところ、健康被害などの情報は寄せられていない。「クドア・セプテンプンクタータ」は魚の筋肉に寄生し、刺し身などで食べると、数時間程度で一過性の嘔吐や下痢を引き起こす可能性がある。ヒトの体内に寄生し、成長することはないものの、その生態は明らかになっていない。

厚生労働省が2011年6月から12月までの半年間に行った全国調査では、「クドア」を原因とする食中毒が33件報告されている。

ハザードラボ:2015年08月11日 13時15分

被害が発生する前に回収できたようで良かった案件ですが、寄生虫付きのヒラメは食べたくありません。というわけで、加工品で生産地の記載義務の無いお刺身の盛り合わせに「ヒラメ」が含まれている場合は要注意です。
加熱してもどうにもならない問題も発生しています。次のソースです。

韓国で“水銀シジミ”が大量流通か、自治体が事態放置=韓国ネット「韓国は何をやっても捏造だらけ」「国民みんなが水銀スープを…」

2016年8月3日、韓国・ノーカットニュースなどによると、韓国東岸の都市・浦項を流れる兄山江で採れたシジミから基準値を超える水銀が検出されたにもかかわらず、同じ採取地のシジミがすでに市場に流通していたことが判明した。

6月29日、大邱市の保健環境研究院が市内のスーパーで売られていたシジミの成分を分析したところ、基準値を超える水銀が検出された。問題のシジミの採取場所が浦項市内の兄山江下流域であったことから、市には国の機関から回収措置が通知された。しかしシジミの採取シーズンである今年4月末〜7月初旬までに同地ではすでに6.6トンのシジミが採れ全国に流通していたことが分かり、消費者の間では不安が広がっている。

レコードチャイナ:2016年8月4日(木) 8時0分

最早加熱云々の問題では無くなっています。韓国は海だけでなく、川も汚染されていると言って良いでしょう。この状況が改善されるまで、私は韓国産の食品全てを避けるべきだと考えます。

日本政府は汚染食品断固拒否の姿勢を

ノロウイルスが付着している韓国産の海産物が発見された時、アメリカ食品医薬品局(FDA)は韓国産海産物の回収命令を出していました。

FDA urges removal of Korean seafood products

The U.S. Food and Drug Administration urged the removal of South Korean oysters, clams, mussels and scallops from the market, saying the products may have been exposed to human fecal waste and contaminated with norovirus.

後略

ロイター通信(英文): Thu Jun 14, 2012 | 6:51pm EDT

ニュース記事には「FDA 韓国産の海産物の回収を命令。米国食品医薬品局(FDA)は、製品が人間の糞便にさらされ、ノロウイルスで汚染された可能性があるとして、市場から韓国のカキ、アサリ、ムール貝とホタテの回収を促しました。」とあり、韓国産の海産物は、加工品や缶詰類も含めて危険であるといったことも記載されています。

このようにアメリカの対応は早く適切で、尚かつ大胆です。しかし日本は病気が発生してからの対応は早いものの、大胆さがありません。

これは私見ですが、韓国産の海産物からノロウィルスやコレラ、赤痢菌などが発見された時点で即刻全面輸入停止くらいしてほしいものです。仮にそれが一時的なものであったとしても、不衛生な食品は断固拒否する姿勢を示すべきです。それがお互いのためにもなるのではないでしょうか。

偽装情報

この記事を公開してから発覚した韓国産魚介類を日本産として販売した、提供したニュースを記録として残しておきます。

すかいらーくグループ店魚屋路(ととやみち)が韓国産牡蠣を広島産牡蠣として提供(発表日2016/12/13)

まずはソースをどうぞ。

魚屋路 「広島産」表示のかきフライ一部 韓国産使用

2016/10/20~12/12に回転寿司「魚屋路(ととやみち)」24店舗で販売した「かきフライ」で、それまで使用していた食材の情報に基づき一部の表示で「広島産」としていたが、食材の変更に関する社内の情報伝達に不備があり、実際には韓国産かきを使用していたことが判明。該当する利用者に返金する。(R+編集部)
【発 表 日】2016/12/13
【企 業 名】株式会社すかいらーくレストランツ
【 販売期間 】2016/10/20~2016/12/12
【キーワード】回転寿司、回転ずし、かきフライ、牡蠣フライ、カキフライ、かき、カキ、牡蠣、すかいらーく
【 ジャンル 】食品
【 関連情報 】

はっきりいって「またか」としか思えません。というかいわゆるフェアをやっているチェーン店に対してはどこの系列であっても私は信用していません。それくらいもう信用は失われているのです。皆様もどうぞご注意下さい。

最後にひとこと

地球の表面の7割を占める海。海洋汚染は人類全体の問題です。「今が良ければ」「自分が儲かれば」「自分が病気にならなければいい」では済みません。しかし一番近くの国である中国、韓国の人達は残念ながらそう言う考えの人が多いように見受けられます。(韓国産のわかめを鳴門わかめと偽って売っているような不届き者も日本には居ますが)

海を綺麗に保てば、魚が増えます。美味しい魚を中国や韓国の人も食べたいはずです。もちろん、私たち日本人も。他国にちょっかいを出す前に、いや、出す暇があるなら、自分の国の海を顧みて下さい。魚が居なくなったからと遠くまで乱獲しにいくのではなく、自国の近海に魚が戻るような努力をしてください。それが増え続けている海産物需要への最適な対策です。どうかお願いします。

ここまでお読み下さり、ありがとうございました。