年がら年中・・・いえ、特に春先、夏前、夏は雑草が憎いほど生えてきます。その度に「キー」っとなりつつ、引き抜いてきました。しかしそれをやめたい。というわけで、除草剤を使い始めました。その感想です。
ガーデニングは楽しい、が
猫の額ほどの庭ですが、お花を植えています。植木鉢もプランターも置いています。植木鉢のバラもありますし、地植えの紫陽花や夏は朝顔を植えてみたり、それなりにガーデニングを楽しんでいます。しかしそれは高齢になった母がもう庭の手入れが厳しくなって、代替わりしたようなものです。
とはいえ実際にお水を撒いたり、栄養剤をあげたり、可愛いお花を見つけて買って帰ってくるなどをしているとそれなりに楽しい。しかしそれと同時に知ったのは「雑草」がいかに鬱陶しいかということです。
デカい知らない雑草が生えていた
花壇や植木鉢に出てきたら速攻抜いて対処していました。しかし隣家との間の塀のあたりに生えてきていた雑草は長い間気にかけることもなく、気がついたら私の身長160cm以上の何かよくわからない雑草まで生えていることに気づいて、その日に慌てて引き抜いたり作業をしたのが昨年末のことです。(2階の窓から下を覗き込んで発見)
写真を撮っておけば後から調べられたのでしょうけれど、そのときは「いやー!!」って言いながら引っこ抜いて速攻処分してしまったために、何の雑草だったかは不明です。ただ本当に大きくて「こんな隙間でこんなにデカくなるの!?どういうこと!?」と驚きました。
それからというもの、二階からチェックして見るに堪えなくなる前に隙間に入って行って雑草を引き抜いていました。これがまあ面倒くさい。母はよくこんな作業をしていたなと感心しきりです。
もう嫌!やめたい雑草抜き
春先や夏前であればまだいいのですが、特に2025年の酷暑の中で作業するのはもう無理でした。普通に歩いていても意識が遠のくレベルの暑さの中で雑草抜きなんて無理です。そこで除草剤を使うことにして、除草剤を買いに薬局へ行きました。
環境破壊にならないか?
別に環境オタクではないのですが、いざ「根こそぎ!」と書かれた除草剤を手に取ると、非常に抵抗感がありました。やはり生き物が生えてこないというのは非常にヤバい。それを撒くのってのはどうなのかと・・・。
使い方さえ間違わなければ良いだろう除草剤ですが、誹謗中傷訴訟にもなった「ラウンドアップ」という除草剤の話も知っています。やはりイメージはよろしくない。それに農家でもないのにそこまで強い除草剤を使わなくても良いのではと、私は除草剤から手を離しました。
そして他に並んでいる除草剤を見ていたら「食品由来」というものがあり、「これならば」と選んだのです。そして効果が1.5ヶ月。ということは、雑草を「根絶やし」にしないということ。再び土壌に雑草が生える程度なら良いじゃないですか。それくらいのゆるさがいい。
ラウンドアップ誹謗中傷訴訟の顛末
せっかく触れたので、「ラウンドアップ訴訟」がどうなったのかことの顛末を取り上げておきます。
結論から言うと、被告の複数の男性は裁判で負け、2件のSNSの記述で66万円の賠償金の支払い命令が下されました。
被告男性はSNSで「『ラウンドアップ』にはベトナム戦争で使われていた枯葉剤の成分『グリホサート』が含まれており、日本の領土を汚染する」という主張をしていたのですが、そんな事実はないと「ラウンドアップ」を扱う日産化学が男性にSNSの削除を求めたにもかかわらず拒否し、結果、裁判を起こされたという話です。
しかし「ラウンドアップ」には「グリホサート」は含まれておらず、その除草の成分も時間が経てば分解されるため、土の汚染は起こらないということです。「ラウンドアップ=悪」という考えに囚われすぎたのでしょうね。
ラウンドアップの訴訟についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
「除草剤がガン誘発」デマ投稿で損害賠償…企業の訴訟相次ぐ 投稿者の責任は? 弁護士が警鐘「自由には責任が伴う」
除草剤に「ガン誘発」誤情報投稿で損害賠償
除草剤「ラウンドアップ」を製造・販売する化学メーカー「日産化学」は、製品について虚偽の情報がインターネット上に書き込まれ製品の評判が毀損されたとして、複数の投稿者を相手に東京地裁に損害賠償請求を起こしていた。その結果、東京地裁は「企業の名誉毀損にあたる」として投稿者に賠償を命じた。
実際に投稿された、製品についての虚偽の情報には「ベトナム戦争に使われた枯葉剤の成分グリホサートが配合」や「脳神経発達障害やガンを誘発する」などがあった。
こうした虚偽の情報に対して日産化学側は、この製品が枯葉剤とは違う成分であることをXの投稿などで説明。またラウンドアップの主成分であるグリホサートについて、食品安全委員会は「神経毒性、発ガン性、繁殖能力に対する影響、催奇形性及び遺伝毒性は認められなかった」と評価している。(2016年農薬評価書)
番組の取材によると、この件に関連する東京地裁の判決では、虚偽投稿2件の損害賠償等として、66万円の支払いが投稿者に命じられた。一方、訴訟にかけたコストを考えると見合わない金額とも考えられるが、企業側は結果をどう受け止めているのだろうか。
「除草剤がガン誘発」デマ投稿で損害賠償…企業の訴訟相次ぐ 投稿者の責任は? 弁護士が警鐘「自由には責任が伴う」(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース除草剤「ラウンドアップ」を製造・販売する化学メーカー「日産化学」は、製品について虚偽の情報がインターネット上に書き込まれ製品の評判が毀損されたとして、複数の投稿者を相手に東京地裁に損害賠償請求を起
もちろん「除草剤」は草花を枯らすわけですから、良い印象を持たない気持ちもわかります。私もその一人です。しかし「農薬」もそうですが「除草剤」も、正しい使い方をすれば良いだけです。それに「農薬」がなければ、私たちの食べている野菜を大量に生産することも難しい。
美味しくて安いお野菜を食べさせてもらえるのは、農家の皆さんの「農薬」「除草剤」などの正しい使い方のおかげです。ただし、それは日本の話。
「農薬」も「除草剤」も正しく使ってくれなさそう、むしろ「悪用」してしまう国が、中国です。皆まで言うな、ですが、大量に作れたらといいからと「用法容量も守らずに大量散布」する中国の野菜はやはり食べたくない。
詳しくは個別記事「中国産農薬漬けのシャインマスカットがタイとインドネシアで炎上」や「危険な中国産野菜|ホルマリン漬け白菜、硫酸銅まぶしニラ」を参考にどうぞ。
アースガーデン「おうちの草コロリ」(日本製)
というわけで、農薬として使えるようなキツイ除草剤ではなく、1.5ヶ月という短い期間だけ効果のある食品成分生まれの除草剤である、アースの「アースガーデンおうちのの草コロリ」を買ってきました。2リットル入っています。詰め替えは1.7リットル。

最短で5分で枯れる、効果は1.5ヶ月、たねにも効く、かけた場所だけ枯れる。うん、いいのそれで。根絶やしにしなくていい。本体容器はかけるところがシャワーヘッドになっていて、下の方が取手になっています。ジョウロのように使えるのがいいです。

裏。「made in japan」です。そしてしっかり「農薬ではない」と書かれています。

使い方
使い方はキャップを外して、写真のように狙った場所にかけるだけ。ちなみにここは3ヶ月以上前に一度撒いています。正確な日時を記録していなかったのはミスです。でもこのように再び雑草が生えてきたので、今回は実験として引き抜かずにこのまま上から除草剤をかけました。
ちなみに匂いはフルーティ?な感じ。鼻にツンとくることはないですが、はっきりと匂いはします。優しめの匂いです。でもこれは決して無害ではないものなのでわざとつけているのではないかな?悪用されたら怖いですもんね。

10分後どうなるかと思ったので写真を撮りました。さすがに枯れていません。が、萎れていますね。この後もちらちらみましたが萎れてる様子なだけで大きな変化がなかったので翌日に再びチェックすることにしました。

翌日の昼下がり。枯れ始めていました。私が犯人ですが、申し訳ない。

使ってみた感想
ここだけ、とピンポイントに雑草対策したい人にいい商品だと思いました。そしてしばらくしたら再び雑草が生えるのはデメリットではなくむしろメリットだと私は思います。
というのも、気が変わってそこに何かを植えたいとなった時、時間さえ経てば種を蒔ける。完全に何も生えてこないようにしたいのでないなら、これくらいのゆるい効果の除草剤で良いと思います。
もちろん2ヶ月弱でまた除草剤をまかないといけないなんて嫌だと言う人はキツイ除草剤を使えば良いでしょう。ただ私はこれくらいでいいです。
というわけで、ゆるい除草剤をお求めの人におすすめです。
同じもの
大きなサイズもありました。でも重いから小さいのでいいと思います。
最後にひとこと
完全に、二度と雑草は生えてこなくていい!というような駐車場なんかには向いてないでしょうね。ちょっとした家と家の隙間とか何か植えられるけど狭すぎる場所、でもひょっとしたらいつかは何かを植えるかも?というような小さな場所にさっと撒いて雑草対策したい人にぴったりだと思います。








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